


大原美術館では、年に数回のギャラリーコンサートを開催しております。 作品が展示されている室内でコンサートを行うという独特のスタイルは、1950(昭和25)年、創立20周年記念行事の一つとして行われた、ラザール・レヴィ氏のピアノ・リサイタルから始まったものです。その後、周年行事のたびに、様々な演奏家が訪れ、名画と音楽とのコラボレーションを生み出してきました。

1982年、チェンバロ演奏家の小林道夫さんのコンサートから、 「大原美術館ギャラリーコンサート」として世界各国で活躍する演奏家を招いてコンサートを行う ようになり、 2005年12月3日の公演を以って100回を迎えました。

大原美術館の本館2階ギャラリーの真ん中に設置されたピアノにお気づきになった方も多いことでしょう。
これはギャラリーコンサートに使用されるピアノで、1901年ごろに制作された「ベヒシュタイン」。国内でも数台しかありません。
このピアノは、創立20周年記念のコンサートの時に購入されたものです。

大原美術館では1950年の創立20周年事業以来、周年記念事業のプログラムの一つとして音楽会を開催してきました。招かれたのは国内外で活躍する作曲家や演奏家ばかりでした。大原美術館で初演された楽曲もいくつかあります。
1960年、創立30周年を迎えた大原美術館では、記念音楽会のために二人の作曲家に新しい曲の制作を依頼しました。
黛敏郎と矢代秋雄です。黛敏郎がそのときに作曲した「無伴奏チェロのためのソリロクィ」は、現在は「文楽」という名前で、世界各地で演奏され、高い評価を得ています。(敬称略)

創立記念音楽会演奏者
| 開催日 | 演奏者 | |
| 創立 20周年 1950.11.14 |
レヴィ教授御出席の会 | ラザール・レヴィ |
| 原智恵子夫人演奏会 | 原智恵子(ピアノ) | |
| 柳兼子夫人独唱会 | 柳兼子(ソプラノ) | |
| 創立 25周年 1955.11.6 |
モーツァルト ピアノコンツェルト演奏会 | 遠藤紀久子(ピアノ) 関西交響楽団 朝比奈隆(指揮) |
| 1955.11.7 | 室内楽演奏会 | N響室内楽団 |
| 創立 30周年 1960.11.7 |
記念音楽会 | プロムジカ弦楽四重奏団 山岡優子 |
| 創立 35周年 1965.11.5 |
記念音楽会 | ニコラウス・ヒューブナー(チェロ) 千葉馨(ホルン) 有賀誠門 (ティンパニー) 本荘玲子 (セレスタ/ピアノ) |
| 現代音楽 テープとレコード演奏による | 秋山邦晴(解説) | |
| 創立 40周年 1970.11.9 |
記念音楽会 | 深沢亮子(ピアノ) 片野坂栄子(ソプラノ) 服部豊子 (ヴァイオリン) |
| 創立 50周年 1980.9.16 |
大原孫三郎生誕100年・大原美術館創立50周年記念 新日本フィルハーモニー交響楽団 演奏会 於:倉敷市民会館 |
小沢征爾(指揮) 新日本フィルハーモニー交響楽団 |
| 11.10 | 記念音楽会 | 安田謙一郎(チェロ) 遠藤郁子(ピアノ) |
| 創立 60周年 1991.11.11 |
記念音楽会 武満徹の夕べ | 小賀野久美(ピアノ) 小泉浩(フルート) 佐藤紀雄(ギター) 山口恭範 (パーカッション) 清水高師 (ヴァイオリンI) 大谷康子 (ヴァイオリンII) |
| 創立 70周年 2000.11.6 |
思い出の音楽会 | プロムジカ弦楽四重奏団 山岡優子(ピアノ) |
| 創立 80周年 2010.11.6 |
決めごとのない自由の世界、文人画の音楽 | 安田謙一郎(チェロ) 木村徹(ピアノ) 松本和将(ピアノ)※ 木村氏のけがのため、急きょ松本氏が代奏 |
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