公益財団法人大原美術館

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第三創業基金
「百年愛された銀行建築を児島虎次郎館へ再生するプロジェクト」
ご支援のお願い
(本基金の募集は終了しています)

■募金趣旨

大原美術館は、平成23年6月、『公益財団法人』に認定されました。これまで、特定公益増進法人として皆様のご支援を賜ってまいりましたが、 今般の公益認定を機に、「大原美術館 第三創業基金」をスタートし、広く皆様のご支援をお願いすることといたしました。

 ご高承のとおり、当館はわが国初の総合私立美術館として昭和5年に設立され、その後90年の長きにわたり、 日本を代表する貴重なコレクションとして多くの人たちに親しまれるとともに、美術界の指導者や内外の碩学に多大な示唆と影響を与え、わが国の美術の発展に大きく寄与してまいりました。 現在も、コレクションの一層の充実に努める一方で、教育普及活動、新進作家の育成、音楽等他分野とのコラボレーションなど広範囲においてパイオニア的活動を展開し、 名実ともに日本を代表する美術館として注目されています。

 首都を遠く離れた倉敷の地で、民間の立場を堅持しながら、日本のリーディング・ミュージアムとして奮闘している大原美術館の存在は、わが国の文化力を世界にアピールするうえでも貴重な国民的財産であると考えます。

 こうした大原美術館の公益法人としての新しいスタートに際し、広く全国から浄財を募り、大原孫三郎による創業期、大原總一郎による戦後に第二創業期を経た現在の『第三創業期』の事業を推進し、 わが国の文化発展、さらには海外への日本文化の発信に貢献いたしたく思い、ここに有志の皆様にご協力をお願い申し上げる次第でございます。 皆様のご理解とご支援を、心よりお願い申し上げます。

第三創業基金資料(PDFファイル) 第三創業基金パンフレット(PDFファイル)

資金用途

◎百年愛された銀行建築を児島虎次郎館へ再生するプロジェクト
児島虎次郎作品と、彼の収集品を核とする古代エジプト・西アジア美術品のために、百年愛された銀行建築を再生して、2022年完成を目標に、新たな美術館施設をつくります。

◎作品の調査研究
各分野の専門家を招へいし、作品の調査研究を行います。その成果を作品総目録や研究紀要などの刊行物、また、研究会やシンポジウムを通して公開し、広く国内外の専門家の研究に資するものとします。

◎作品の修復・保全
貴重な文化遺産を末永く後世へ伝えるため、作品の状態を詳しく調査し、必要な保存処置や修復を行います。また、展示・収蔵のための設備を改善し、作品にとってよりよい環境づくりを目指します。

◎展示環境の整備
作品がより多くの人々に、学び、感動、よろこびをもたらし、多様な文化への理解を深めるものとなるように、よりよい鑑賞環境を目指して施設・設備を改善します。また、専門家による調査研究の成果を、展示活動をとおして広く一般に還元していきます。

第三創業とは

■創業

今を生きる人々にとって意義のあることとは何か?

 大原美術館は、実業家でありまた様々な社会貢献活動を手がけた大原孫三郎(写真:左)と、洋画家の児島虎次郎(写真:右)によって礎が築かれました。

 孫三郎の支援により渡欧した虎次郎は、日本では西欧の優れた作品を実見する機会がないことを憂い、その収集を孫三郎に願い出ました。社会における有益性を慎重に吟味したうえで孫三郎は虎次郎に収集を許します。

 こうして1920年初頭にパリを中心にヨーロッパ各地を巡って虎次郎が収集した作品は、エル・グレコ、モネ、ゴーギャン、マティスをはじめとする優れたものとなりました。

 1929年、虎次郎は40代半ばの若さで逝去します。これを期に孫三郎は虎次郎収集の西欧近代絵画と、虎次郎自身の作品を常設展示する場として大原美術館を創設しました。

■第二創業

美術館は生きて成長してゆくもの

 孫三郎の長男總一郎は「美術館は生きて成長してゆくもの」との信念を持ち、コレクションの拡充と展示場の増設を行い、第二次世界大戦後の美術館の発展を担いました。總一郎の収集は多岐に及びます。

 まず着手したのが、大戦後の社会において新たな価値観を提示しようとする、フランス、アメリカ、そして日本の前衛的な作家たちでした。

 また日本の近代洋画の収集も積極的に進め、梅原龍三郎や安井曾太郎など現役の大家から、関根正二や小出楢重、松本竣介など夭折した画家たちまでを網羅し、現在に至っては大原美術館の所蔵品を抜きにしては日本の近現代美術史を語りえないほどの良質なコレクションを形成しました。

 ほかにも、富本憲吉、河井寛次郎、濱田庄司、棟方志功、芹沢銈介、バーナード・リーチの日本民芸運動に関わる作家たち、さらには古代オリエント、ギリシャ、ローマ、中国、ペルー等の美術遺品へとコレクションを拡充していきました。

■第三創業

多文化理解の装置としての美術館とは・・・?

 「今を生きる人のために」と西欧の作品を収集した大原孫三郎と児島虎次郎、「美術館は時代とともに生きて成長する」としてコレクションの充実を果たした大原總一郎。そのDNAをしっかりと継承しながら、新しい時代を切り拓く「新世紀の美術館の理想像」を目指して動き出したのが「第三創業」の活動です。

 美術館は「多文化理解の装置」だと私たちは考えています。館をとりまく倉敷の町の江戸時代の美しい家並みは、その格好の舞台を提供しています。大原美術館は、その倉敷にあって、世界の表現者、鑑賞者との良質の対話を進め、多角的なコラボレーションを展開しながら、多彩な活動を繰り広げています。

「第三創業」はいわば、美術館活動のニューフロンティアへの挑戦です。

 大原美術館が長い歴史の中で培ってきたDNAと、高い志に支えられた理想とが調和して織り成す「第三創業」の事業にご期待ください。

税制上の特典と募金金額

大原美術館は、「公益財団法人」の認定を受けています。公益財団法人への寄付金は 税務上、所得控除(損金算入)の特典が広く認められています。
以下の特典をお受けいただくためには、ご寄付いただいた皆様に対し当館からお届けする「領収書」を税務申告書に添付し、該当する金額を所得から控除して申告してください。

■法人の皆様

◎税務上の特典
一般寄付金の損金算入限度額と同額以上が別枠として損金に算入できます。

◎募金の金額
1口 300,000円
(ただし、1口未満でも10万円以上の金額からお受けいたします。)

■個人の皆様

◎税務上の特典
下記算式を選択し、算出額を税額または所得から控除できます。
・「税額控除」(寄付金額 - 2,000円)×40%  または
・「所得控除」寄付金額 - 2,000円

◎募金の金額
1口  30,000円
(ただし、1口未満でも1万円以上の金額からお受けいたします。)

募金申込フォーム
(本基金の募集は終了しています)

■お問い合わせ先

〒710-8575 倉敷市中央1-1-15
TEL 086-422-0005 FAX 086-427-3677
E-mail
※メールフォームページに飛びます

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