公益財団法人大原美術館

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第156回大原美術館ギャラリーコンサート 藤木大地 カウンターテナー・リサイタル『日本のうたと、その時代 ~歌の絵』

2019.09.10

第156回大原美術館ギャラリーコンサート

藤木大地 カウンターテナー・リサイタル『日本のうたと、その時代 ~歌の絵』

ピアノ/中村圭介

 

出演者

藤木大地(カウンターテナー)

中村圭介(ピアノ)

日時

2019年10月26日(土) 18時開場 / 18時30分開演

会場

大原美術館 本館2階

料金

5,000円(全席自由)
学生シート 1,000円
【小学生~25歳までの学生対象・限定先着30席】
※大学生以上の方は公演当日、入場時に学生証の提示をお願いいたします。

お申込・お問合せ

大原美術館 Tel 086-422-0005
 ※月曜は休館(9月16日、23日は開館)、10月は無休
くらしきコンサート Tel 086-422-2140
 ※土・日・祝日は休業

チケットは10月1日(火)より発売。9時~17時の間に上記へ直接、もしくはお電話でお申込み下さい。


 2017年、ウィーン国立歌劇場に東洋人初のカウンターテナーとして登場し、聴衆と現地メディアの絶賛を浴びた藤木大地さん。同劇場のマイヤー総裁が終演後「ダイチ、スーパーデビューだったよ!」と祝福した言葉を、藤木さんは生涯忘れることはないでしょう。

 東京の新国立劇場で2003年にデビューした藤木さんは、もともとテノールでしたが、文化庁の研究員としてイタリア留学した時に、ドイツ各地の歌劇場のオーディションを受け続けるも成果が出ず、帰国後はオペラのプロデューサーのアシスタントや裏方などの仕事にも携わりました。後年、奨学生として再渡欧する機会を得てウィーンに留学。オペラ・ビジネスを学びながら続けていた歌の勉強中、たまたま風邪をひいて裏声で歌ったことで、カウンターテナーという可能性を発見したのだそうです。藤木さんは持ち前の行動力で本格的にカウンターテナーの名手に師事し、コンクール挑戦の猛勉強に臨みました。ローマのコンクールでファイナルまで進んだ藤木さんの才能は、そこからイタリアの劇場オーディションのチャンスをつかみ、ついに2013年、ボローニャ歌劇場で欧州デビュー。その前年には、日本音楽コンクール声楽部門で第1位に。権威ある同コンクールで史上初めてカウンターテナーが優勝したことで、男性が女性の音域で歌う、この声楽独特のポテンシャルが、日本でも改めて注目されるようになりました。

 ウィーンの“スーパーデビュー”後はリサイタルでも人気を博し、今や引っ張りだこの藤木さん。圧倒的な歌のパフォーマンスで聴衆の感涙を誘っています。

 倉敷初公演のための特別プログラム。美術館の名画のギャラリーを舞台にした贅沢なステージで、至高のファルセット・ヴォイスをお楽しみ下さい。共演は、ドイツで研鑚を積み、国内外で活躍しているピアニスト、中村圭介さんです。

 

■曲目

プロムナード ~「展覧会の絵」より (ムソルグスキー)※ピアノ・ソロ

私の王座を嫌い、侮蔑した ~歌劇『ジュリオ・チェーザレ』より  (ヘンデル)

アヴェ・マリア (シューベルト)

優雅な月よ (ベッリーニ)

アヴェ・マリア (J.S.バッハ/グノー)

紅葉 (岡野貞一)

宵待草 (多 忠亮)

赤とんぼ (山田耕筰)

かんぴょう (福井文彦)

ちいさい秋みつけた (中田喜直)

***
ムーン・リバー ~「ティファニーで朝食を」より (マンシーニ)

死んだ男の残したものは (武満 徹)

アヴェ・マリア (カッチーニ/ヴァヴィロフ)

翼をください (村井邦夫

落葉松(からまつ) (小林秀雄)

夢やぶれて ~「レミゼラブル」より (シェーンベルク)

旅のこころ (加藤昌則)

鴎(かもめ) (木下牧子)

花は咲く (菅野よう子)

今、トランペットが勝利の歌を ~歌劇『リナルド』より (ヘンデル)

 


■藤木大地 (カウンターテナー)   Daichi Fujiki , countertenor

 2017年4月、オペラの殿堂・ウィーン国立歌劇場に鮮烈にデビュー。アリベルト・ライマンがウィーン国立歌劇場のために作曲し、2010年に世界初演された『メデア』ヘロルド役での殿堂デビューは、日本人、そして東洋人のカウンターテナーとしても史上初の快挙で、現地メディアから絶賛されるとともに、音楽の都・ウィーンの聴衆から熱狂的に迎えられただけでなく、日本国内でも大きなニュースとなる。

 2011年、ローマ国際宗教音楽コンクール ファイナリスト。2012年、第31回国際ハンス・ガボア・ベルヴェデーレ声楽コンクールにてオーストリア代表として2年連続で選出され、世界大会でファイナリストとなり、ハンス・ガボア賞を受賞。同年、日本音楽コンクール第1位。

 2013年5月、ボローニャ歌劇場にてグルック『クレーリアの勝利』マンニオ役でヨーロッパデビュー。続いて6月にも同劇場にバッティステッリ『イタリア式離婚狂想曲』カルメロ役で出演。国際的に高い評価を得る。

 国内では、NHKニューイヤーオペラコンサートへの5年連続出演をはじめ、主要オーケストラとの公演や各地でのリサイタルがいずれも絶賛を博している。

 また、村上春樹氏原作の映画「ハナレイ・ベイ」(2018年10月公開)の主題歌を担当、同時にマーティン・カッツ氏共演による待望のメジャー・デビュー・アルバム「愛のよろこびは」(ワーナーミュージック・ジャパン)がリリース。

 2020年4月には新国立劇場の新制作オペラ、ヘンデル『ジュリオ・チェーザレ』にトロメーオ役で出演することが発表された。バロックからコンテンポラリーまで幅広いレパートリーで活動を展開する、日本で最も注目される国際的なアーティストのひとりである。

〔公式サイト https://www.daichifujiki.com/

 

中村圭介 (ピアノ)    Keisuke Nakamura , piano

 1981年神戸生まれ。兵庫県立西宮高校音楽科を経て京都市立芸術大学音楽学部、ドイツ国立ハノーファー音楽演劇大学芸術家養成課程、その後文化庁在外派遣制度研修生として同大学ソリスト課程へ進み研鑽を積む。在学中に野村国際文化財団より奨学生と認められ、グリーグのピアノ作品の演奏・研究を行う。

 第6回兵庫県学生ピアノコンクール最優秀賞、第3回神戸芸術センター記念コンクール銅賞、第10回グリーグ国際ピアノコンクールにてバルトーク賞及びディプロムを授与、第24回宝塚ベガ音楽コンクール第2位など、多くのコンクールで成果を上げたほか、ソロ、室内楽ともに積極的な演奏活動を展開。ドイツ、スペイン、ノルウェーにてリサイタルを開催するなど国内外のコンサートへ数多く出演している。

 また、伝統的なレパートリーに留まらず、JCMRKYOTOによる現代音楽のコンサートや創生劇場「歌舞伎舞踏☓西洋音楽」、現代作曲家の新曲初演、オペラ公演を手掛けるなどその活動は多岐に渡る。現在神戸市混声合唱団ピアニスト団員。2016年にデビュー・アルバムとなるグリーグのピアノ作品集「アリエッタ」をStudioN.A.Tよりリリース。

 


 

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