■倉敷国際ホテルと大原美術館
倉敷国際ホテルは大原美術館の2代目理事長を務めた大原總一郎によって1963年に設立されました。
吹き抜けのロビーには、總一郎の依頼を受け棟方志功が制作した版画《大世界の柵『坤』―人類より神々へ》が飾られています。
(棟方志功と大原總一郎の出会いについてのエピソードは、棟方志功《流離抄板画柵》をご参照ください。)
倉敷国際ホテルを設計したのは、当時クラレ営繕部長であった浦辺鎮太郎氏。倉敷の街並みや、大原家の米蔵を改装した展示館としてちょうど裏に建築中であった、現在の工芸・東洋館にも調和するよう設計されたと言われています。
そして、倉敷国際ホテルと同じ日に、棟方志功版画室と芹沢銈介染色室(どちらも現在の工芸・東洋館内)の落成式も執り行われ、両館とも新しい名所として倉敷に誕生しました。
■大原美術館スタッフおすすめ
倉敷国際ホテルのイチオシポイント
倉敷国際ホテルと大原美術館のコラボ企画。
大原美術館のスタッフが、倉敷国際ホテルのステキなところをご紹介します。