■配慮事項(大切な作品を守るために)と展示場でのマナー(他のお客様に迷惑をかけないために)
「作品は貴重な文化財です。後世のお客様のためにも大切にしてください」
触らないで
ちょとくらい。その積み重ねが、作品をいためます。
筆記用具
もし間違ってインクが着いてしまったら…。
筆記用具は鉛筆かシャープペンシルのみご使用ください。また、壁や作品の前にある柵に紙などをあててのメモはご遠慮ください。ご入用の方は入場券売場にて、下敷きをお貸しいたします。
走らないで
転んだ先に作品があったら…。
写真撮影はご遠慮ください
作品は、著作権という制作者の権利を守る法律で保護されています。許可なく写真撮影をすることはご遠慮ください。フラッシュの光も作品の色を少し褪させます。
飲食禁止
飲食物が作品についたら…。
それから食べかすたちは、ゴキブリなどの虫を呼びます。作品だって、彼らには格好の餌や卵を産みつける場所になります。
「美術館は公共の場です。他のお客様への配慮をお忘れなく」
走らないで
音だってうるさいです。
写真撮影はご遠慮ください
静かに鑑賞している時に、いきなり「ピカッ!」と光ったら。フラッシュは作品だけでなく、他のお客様にも迷惑です。
飲食禁止
混んだ展示場で飲食物が衣類についたら…。
大声に、携帯電話の着信音
静かな環境を壊す2大要因。
ひとつの作品の占拠はやめて
じっくり見たいこの作品。でも他の人だって同じはず。お互いに場所や時間を譲りあって、ご覧になってください。
反対に考えたら…
美術館には、理由のない規制はありません。全ての理由が「作品を守る」「他のお客様の迷惑にならない」という二つに要約されます。
ですから、この2点を守っていただければ、たとえばお客様同士で、ゆっくりとおしゃべりをしながら展示場をめぐっていただいても良いわけです。
かつて、大原美術館では、館内での自由な写真撮影を認めたことがありました。しかし、これを取りやめることとなったのは、エル・グレコやモネの人気作品の前で団体の記念写真撮影会が始まってしまったことが理由です。次々とフラッシュがたかれ、順番に集団での撮影が行われて、他のお客様の鑑賞機会を著しく損ねる状況が生まれたためです。
美術館を訪れていただく皆様全員が、よりよい環境作りにご協力くだされば、私どもの美術館は、もっともっとたくさんのサービスを提供したいと考えております。
皆様のご協力をよろしくお願いいたします。