

近隣の倉敷市立倉敷西小学校、倉敷市立倉敷東小学校と、各校年1回行っている活動です。休館日に、全校児童が一斉に来館します。「学校が、まるごと美術館へ、引っ越してきた状態」ということで、「学校まるごと美術館」と名づけました。事前に学校教員と美術館スタッフとが打ち合せを重ね、準備をすすめます。当日は、基本的に学校教員がプログラムを進行し、スタッフはその補助にあたります。活動内容は、対話型鑑賞をベースにするもの、文章表現を取り入れたもの、模写を取り入れたもの、美術館の機能を知るものなど、さまざまです。

倉敷市内を中心に、例年20数園の幼稚園・保育園、1000名以上の子どもたちが、このプログラムに参加しています。(2004年度は、25園延べ約4600名。)
プログラムは、年間計画で進めます。一人の園児が複数回(平均3.5回)当館を訪れ、各回「絵画鑑賞とパズル」「彫刻鑑賞」「美術館探検」などのメニューを、体験していきますが、それらは、前年度末から始まる参加園との希望調整を経て計画します。
子どもたちが楽しみながら作品や美術館にふれ、それをとおし豊かな心が育まれるための一助となればと願い、1993年から始めた事業です。既に10年を越え、初期の子どもたちはもう高校生となり、再び展示室を訪れる姿が見られます。

夏休みの2日間を使って行う「大原美術館の夏祭り」ともいえる催し。
展示室内はもちろん、敷地内のあらゆるところで、制作を伴うプログラムから、鑑賞プログラムまで、さまざまな活動が用意され、来館者に自由に参加していただきます。
例えば、カルダーの作品から着想を得てモビールを作る「モビール作るのダレダー」、分館前芝生広場で彫刻に親しむ「ダンスワークショップ 野外彫刻と遊ぼう!」、他にも「私の大原コレクション」や「物語づくり」などがあります。
学校でのまとまった来館が難しいとき、ご家庭から参加できるこのような機会をお勧めいただくだけでも、子どもたちと美術館との出会いのきかっけを、作っていただけると思います。なお、実施プログラムの詳細を載せたチラシを、例年1学期末に、岡山県下のすべての小中学校へお送りしています。

対話型鑑賞の手法によるギャラリートーク。美術館のスタッフと一緒に館内をまわり、作品の前で感想などを話し合いながら、お気に入りの作品を見つけていきます。親子でなくても、大人だけで参加可能です。美術館がとっつきにくいと思っている先生、一度参加してみてください。
【日時】 毎週土曜日午前13時30分。30分程度。
【定員】15名(お子様におすすめです。)
【予約】 予約は必要ありません。時間までに集合場所へお集まり下さい。集合場所は、事前の館内アナウンスなどでお知らせします。

当館学芸スタッフが、展示室内で主要作品の紹介をまじえながら、当館の成り立ちをお話しします。地域を知るための学習などの教材研究にも、ご利用いただけると思います。
【日時】 毎週日曜日午後1時30分から、約1時間。
【定員】 約30名
【予約】 予約は必要ありません。

高階秀爾館長が、当館本館2階展示室を会場に、スライドとユーモアを交えながら、お話しします。1つのテーマを、月に1回3ヶ月にわたり講演する連続講座になっています。内容・実施については、お問い合わせください。
●有料

毎年7月下旬(あるいは8月上旬)、2日間の日程で開催しています。各日2人の講師を招き、全4つの講座を行います。1975年の第1回以来、美術の歴史の流れをたどる内容になっています。内容・実施については、お問い合わせください。
●有料

原則として、来館を前提とした事前学習として、学校に出向き、レクチャーなどを実施することもできます。当館の成り立ち、展示概要、鑑賞のヒント、館内での約束などを、30分から1時間にわたってお話します。

倉敷市教育委員会が市内の小中学生に配布している「いきいきパスポート」を、毎週土・日曜日に、提携する市内文化施設に提示すると、小中学生は無料で入館できます。当館でも、その受付を行っていますので、調べ学習等での活用をお勧めください。なお、当館では同パスポートの引率者割引も行っています。パスポート使用1名に対し、 2名までの付き添いの方は、割引料金(900円)で入館いただけます。
当館教育普及活動の詳細については、『かえるがいる—大原美術館 教育普及活動この10年の歩み 1993−2002』(財団法人大原美術館 2003年)をご参照下さい。 当館が子どもを対象とした教育普及活動を始めた、1993年から2002年までの歩みをまとめたもので、実践事例やそお根底にある考え方を明示しています。(倉敷市内のすべての小学校、中学校、養護学校、倉敷市立図書館には、2003年11月に寄贈させていただいております。)