ラファエリ

アニエールの街路

■解説
ジャン=フランソワ・ラファエリ(1850-1924)は、イタリア人を父に、フランスのリヨンに生まれました。 サロン系の画家ジェロームに学んだのち、1870年のサロンで入選し、デビューしました。
1876年、再びサロンに入選した作品がきっかけで、ラファエリは、ドガなど印象派の画家たちと知りあいになります。 そして、ドガの推薦により、第5回(1880年)、第6回(1881年)の印象派展に出品しました。 彼は、印象派の画家たちの中でも、とくにフォランと親しくなり、ともに挿絵の制作をしています。
ラファエリは1879年、パリ郊外のアニエールに転居し、そこでパリの市街地などの風景や、パリで生活する人々のようすを描くようになりました。
この「アニエールの街路」もそうした作品のひとつです。建物、木、人物などが、線描的ないきいきとした筆致で描かれています。 画面奥へとまっすぐに伸びてゆく道路には、人や動物の姿が描きこまれ、当時の街のざわめきを伝えています。


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