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アマン・ジャン 「
アマン・ジャン 「ヴェニスの祭
エル・グレコ 「受胎告知
ゲラン 「タンバリンを持つイタリアの女
クールベ 「秋の海
クラウス 「二月
ゴーギャン 「かぐわしき大地
コッテ 「老馬
コロー 「ラ・フェルテ=ミロンの風景
シニャック 「オーヴェルシーの運河
シャヴァンヌ 「幻想
セガンティーニ 「アルプスの真昼
セザンヌ 「水浴
セザンヌ 「風景
デルヴァン 「連馬
トゥールーズ=ロートレック 「マルトX夫人の肖像―ボルドー
ドガ 「赤い衣裳をつけた三人の踊り子
ドニ 「
ピサロ 「りんご採り
ピサロ 「ポントワーズのロンデスト家の中庭
ブールデル 「ベートーベン像
フレデリック 「万有は死に帰す、されど神の愛は万有をして蘇らしめん
ホドラー 「木を伐る人
マネ 「薄布のある帽子をかぶる女
ミレー 「グレヴィユの断崖
モネ 「睡蓮
モネ 「積みわら
モロー 「雅歌
ラファエリ 「アニエールの街路
ル・シダネル 「夕暮の小卓
ルソー 「牛のいる風景-パリ近郊の眺め,バニュー村
ルノワール 「泉による女
レールマン 「小径
ロダン 「カレーの市民―ジャン=デール
ロダン  「説教する聖ヨハネ
 

■解説
エル・グレコ(1541-1614)は、ギリシアのクレタ島の出身。本名は、ドメニコス・テオトコプーロス。エル・グレコとは、古いスペイン語で「ギリシア人」を意味します。ヴェネツィアやローマで修行を積んだ後、スペインに移り活躍しました。
「受胎告知」には、聖母マリアが、天使ガブリエルからキリストの受胎を告げられる場面が描かれています。天使が左手に持つのは、マリアの純潔を象徴する白百合の花。中央に舞い降りているのは、聖霊の象徴の鳩です。


■エピソード
1922(大正11)年、児島虎次郎はパリの画廊でエル・グレコの「受胎告知」が売りに出されているのを見つけました。途方もない値段でしたが、どうしてもこの作品を日本へ持ち帰りたいと考えました。そこで児島は、出資者であった大原孫三郎に、「グレコ買いたし、ご検討のほどを」と、写真を添えて手紙を送ったのです。受け取った孫三郎が、「グレコ買え、金送る」といって送金したのは、児島が手紙を発送してから60日後でした。当時ヨーロッパは、第一次世界大戦直後で大変な不況にあえいでいました。その不況が、やがて日本にもやってくるであろうと予見した孫三郎は、名画の収集は今がチャンスと考え、決断したのです。
現在、このエル・グレコの「受胎告知」が日本にあることは奇跡であるとさえ言われています。当時のヨーロッパの情勢、児島の絵を見る確かな目、孫三郎の英断、二人の揺るぎない信頼関係、どれが欠けてもこの奇跡はなかったかもしれません。